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Q
- 新盆とは何ですか?
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A
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故人が亡くなり四十九日の後に初めて迎えるお盆を、新盆(にいぼん・しんぼん・あらぼん)と言います。お盆に四十九日が過ぎない場合は、翌年が新盆となります。新盆は通常のお盆と比べ、特に丁寧な供養の行事を行います。家族や親族、故人と親しかった方を招き、僧侶による法要を営むことが多いようです。新盆を迎える準備は、一般的に盆棚(精霊棚)をしつらえ提灯を飾ります。また、故人の霊は、迎え火でお迎えし、送り火でお見送りをします。ただお盆の風習は地域によって違います。故人が初めて家に帰ってくる新盆。家族そろって迎えたいものです。
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Q
- 入仏式とは何ですか?
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A
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お寺さまで新しく仏像を建立されると必ず「開眼法要」が営まれます。これと同じようにご本尊・お仏壇をお求めになった際は、「開眼法要」をお寺さんにお願いしてとり行います。仏作って魂入れずということわざがあるように、宗教には法要の儀礼が欠かせない大事なことです。
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Q
- 仏壇にはどうして仏具が必要なのですか?
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A
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ご本尊を荘厳するのが仏具になります。荘厳し、お給仕して始めて仏壇といえるでしょう。献花、献灯、献香、献供の器類やりん、木魚などの鳴物があります。宗派によって違いがあるので、仏具店にご相談ください。
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Q
- 香をたく、灯りをともす、お花を供えることには、どんな意味がありますか?
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A
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灯明と花は、それぞれ仏の知恵と慈悲をあらわしています。香は仏様を供養するものです。その上お香は、拝む人の心も清めてくれます。お仏壇を美しく飾ると、拝む人たちまで素直な気持ちになれます。
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Q
- 日々のおつとめはどのようにするの?
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A
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お仏壇は仏に帰依し、ご先祖様に報恩感謝する所ですから、常にきれいにしておく心がけが必要です。ちりやほこりが積もっていないか、花が枯れていないかなど敬う心で給仕することが肝心です。朝食の前に、茶湯、お水を供える。仏花をお供えして、灯りをともし、お香をあげます。正座して、手に念珠をかけ、礼拝、合掌します。いただきものや、旬の収穫物は、まず仏前にお供えしましょう。
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Q
- 年忌法要とは?
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A
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亡くなった人の祥月命日に営まれる法要を年忌法要といいます。祥月命日とは亡くなった月日のことです。
一周忌:亡くなった年の翌年に営まれるはじめての祥月命日の法要です。特に重要な年忌法要とされています。
三回忌:一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言います。
以後命日から数えて満6年目の祥月命日に営まれる七回忌、同じように十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十五回忌・二十七回忌・三十三回忌・五十回忌と続きます。五十回忌以後は、五十年ごとになります。
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Q
- 年忌法要の準備は?
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A
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まず、日時や場所を決めなくてはなりません。日時は正しくは故人の命日ですが、お寺様の都合を聞いて、また有縁の方々が集まりやすい日にします。場所は自宅やお寺が多いようです。自宅で行う場合は、お仏壇を掃除し仏具を揃え、線香、ローソク、お花などを準備しておきます。招待客・引き出物・塔婆の用意・お布施のことなどを決め案内状を送付します。