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お香の豆知識2

香の保存方法は?
お香は、高温多湿の場所を避けて保存してください。普段使わないお線香はなるべく寝かせておくと良いでしょう。ほとんどのお香には使用期限がありません。しかし、匂い袋や防虫香などは半年から一年を目安にお取りかえ下さい。
お香の選び方
香りはお好みで選んでいただくものです。お値段が高ければよい香りというわけではありません。まずは店頭であれこれとお試しください。お好みのお香を数種類選び、火をつけ、鼻先で2,3回通過させます。お香は燃えているところから1mm程下の部分が熱せられて良い香りを放つ仕組みになっています。花の前で止めて煙まで一緒に吸い込んでしまっては、微妙な香りの違いがわからなくなります。
火が消えてしまう
ほとんど場合、香炉に火屋(蓋)をして使われていることが原因です。このような香炉は、火屋に穴が開いていても装飾用であることが多く、充分な酸素が供給されず、火が消えてしまうのです。ご使用の際はお香や灰、炭が湿気ていないかを確かめ、火屋をはずしてお楽しみください。

出典 松榮堂 香りのさんぽより

お香の豆知識1

4月18日は「お香の日」
「日本書紀」に登場する、お香に関する最古の記述「595年の4月、淡路島に沈香が漂着した」にもとづき4月を、また「香」の字を「一十八日」と読み、合わせて4月18日を「お香の日」としました。

香りをより楽しむために
嗅覚は同じ香りに慣れて鈍感になるものです。数種類の香りを選んでおき、時々替えながらお使いいただくことが、本来の香りを楽しんでいただくコツといえるでしょう。また、市販の香炉や香皿も数多くありますが、おしゃれなお皿や灰皿を代用しても楽しめます。自分で作った器もいいですね。火をつけるお香は器にヤニが付きます。お手入れの方法はいろいろありますが、ぬるま湯と中性洗剤を使って洗うときれいになります。立ち消えの原因にもなりますので、こまめにお手入れしてください。
古くから大切な場面を飾るお香
お香は、ご仏前へお供えする他、地方によってはお慶びごとにも使われます。例えば、花嫁が嫁ぎ先の家を訪ねるとき、美しい箱に入った慶事仕立てのお線香をご先祖様へ持参するなどの風習があります。この風習は、「婚姻は先祖との深い結びつきから生まれ、家を重視した」という考えのあらわれです。このようにお香は、古くから大切な場面を飾ってきました。

木を知る 桐

 桐は、ゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹で、北海道の南部以南において植栽され、特に会津桐や南部桐が有名です。辺材芯材の区別がなく、くすんだ白色をしています。花は薄紫色のラッパ型でうっすらち黄色の模様があり、ランの花を思わせる風情があります。
 世界屈指の軽さを誇り、水に浮かべても体積の七割以上が水面より上に出ます。また、水を吸ってもあまり膨張せず、狂いが少ない特徴があります。熱伝導率が、非常に小さく断熱・防火に大変優れていることからタンス材、下駄材、楽器材、箱材などに使用されています。
 少し厚い材であれば表面は焦げても内部は燃えにくい特徴があり、金庫の内箱材や桐箱に使われることで有名です。その様なことからお仏壇においても、桐引出や桐落としに使われています。
 昔は女の子が生まれると桐を数本植えておき、嫁入りの際に、その桐でタンスを作って持たせるという風習がありました。
株)保志 「ひといき」より転載

木を知る メープル

 メープルは、カエデ科の落葉広葉樹で、カナダ及びアメリカ北東部にかけての五大湖周辺に広く分布しています。カナダの国旗にある赤い葉はメープルをモチーフにしたものです。メープルと言ってもハードメープルとソフトメープルに大別できますが、ここではハードメープルをご紹介します。
 このハードメープルは、サトウカエデ(砂糖楓)、シュガーメープル、ブラックメープルなどとも呼ばれ、樹液からメープルシロップやメープルシュガーなどが採取されることで知られています。
 辺材は灰白色で、芯材は灰色を帯びた黄褐色をしています。硬いので加工は難しいのですが、光沢があるため、つや出し加工をすると大変美しい表面に仕上がり「木の真珠」とも呼ばれます。どんな空間にも溶け込む色合いと、優れた耐衝撃性・耐摩擦性から、家具材、床材、楽器材などの他に、ボーリングレーンやピンの素材としても使われています。
 杢目の出方によって、呼び名が変わります。鳥眼杢が出ると「バーズアイメープル」、縮み杢が出ると「カーリーメープル」、波状杢が出ると「バイオリンシカモア」など、それぞれに美しい装飾性に人気があります。
株)保志「ひといき」より転載

木を知る ホワイトシカモア

 ホワイトシカモアは、カエデ科の落葉広葉樹で、セイヨウカジカエデ、ヨーロピアンメープル、グレートメープルなどとも呼ばれています。
 ヨーロッパ中部や西アジア、アメリカなどに生息しますが、フランス産の物が最高の材とされています。辺材、芯材共に乳白色でまるで絹を思わせるような光沢があり、その中でも最も美しいと言われる縮み杢をカーリー杢とも言います。この杢は若い木ではまず見られず、樹齢数百年を超える大木になると現れます。シカモア材のなかでも非常に希少価値がある材です。大変高価な材料なので、無垢材で使うことはほとんどなく、突き板に加工して表面材に使用されます。古くから高級楽器、高級家具、室内装飾材などに使われています。特にギターやバイオリンに数多くつかわれ、とりわけストラディバリウスは有名です。また、イギリス王室専用船の内装材としても使われています。
株)保志 「ひといき」より転載

木を知る 栓

 栓(セン)はウコギ科ハリギリ属のらくようじゅで、ハリギリ(針桐)、ヤマギリ(山桐)、ボウダラなどとも呼ばれます。日本各地に自生していますが、特に北海道の北東地域から良材が産出されます。 樹皮は老木になると縦に深い割れが入るのが特徴で、新芽はタラの芽に似ており、天ぷらにして食べることもできます(但し、アクが強い)。若い枝や幹には鋭いトゲがあり、材質が桐に似ていることがハリギリの呼び名の由来です。葉は大きくカエデ状に深く切れ込む形はとても特徴的です。
 軽く柔らかいので加工しやすい木材です。辺材は白色で心材は淡灰褐色をしていますが、木目が黒く力強いことから欅に似た高級感のある仕上がりになります。この木目を生かして、和家具や下駄材、お盆やお椀などのろくろ(木工旋盤)製品にも多く使用されています。最近ではお仏壇にも使用され、豪快な木目が壮厳さを醸し出しています。
 天狗が葉っぱを手にしている絵を見ることがありますが、この葉っぱはセンの葉っぱとも言われており、そのことから、テングノウチワやテングッパなどの呼び名も付いています。
株)保志 「ひといき」より転載

木を知る グラナディロ

 グラナディロは、マメ科の広葉樹で、中南米ホンジュラス、コスタリカ、パナマ、南米コロンビア、メキシコなどから産出され、南米紫檀とも呼ばれています。チンチャンや、パーロッサ、パープルなどは年々入手が困難になってきており、ここ数年このグラナディロがお仏壇にも使われるようになりました。
 色調は赤褐色がベースで、黒の縞模様が入っています。木質は緻密で硬く重量感があり、磨くとつややかな光沢が得られます。非常に硬いため、高級フローリング、銃やナイフのグリップ、ギターなどの高級楽器などに使用されています。
 加工には時間を要しますが、耐久性抜群で虫害にも強く、永くお祀りするお仏壇には相応しい木材と言えます。
株)保志 「ひといき」 より転載

木を知る チーク

 チークは、シソ科の落葉広葉樹で、ミャンマー、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアに分布しています。世界三大銘木の一つに数えられ、美しい木目と、強靭な耐久性のため、世界中で大変人気のある木材です。
 古くから高級材として知られており、高級列車として有名なオリエント急行や世界を代表する豪華客船クイーンエリザベス二号の内装などにも、このチーク材が用いられています。しかし現在はほとんどの地域で伐採が禁止、輸入も規制されており、日本国内で入手するのは大変難しい木材です。
 チーク材は、「腐りにくい」「虫が食いにくい」「硬く丈夫」という特性から、建築、家具、造船、ドア、客車そして彫刻など様々な用途があり、お仏壇のように長くお祀りするものにも最適です。また、最大の特徴は「木タール」という良質の油脂を含んでいることです。これにより塗装をしなくても摩擦などに強く、時間が経っても材質が変わりません。
 その昔、列強が植民地を広げるために欠かせなかったのが海軍力、つまり軍艦でした。チーク材は、「目の詰まった強靭さ」と「海水でも腐りにくい耐性」から、世界中の注目を集めるようになりました。

株)保志 hitoiki より転載



木を知る アッシュ

 アッシュはモクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で、北米五大湖周辺に成育し日本のヤチダモやトネリコ、シオジ(塩地)などと非常に似ています。高さ30m・直径1mに達するものもあり、乾燥すると非常に丈夫で衝撃や摩耗に強くなる木材です。一般的に、アッシュといえばホワイトアッシュを指し、北米の中でもオーク、マホガニー、ウォールナットと並ぶ四大銘木として知られています。
 ホワイトアッシュは「玉杢」「縮み杢」などの美しい木目はもとより、強さとしなやかさも兼ね備え、加工性に優れた良材です。清潔感のある白系の色合いはコーデュネートがしやすく、さわやかなインテリア空間を演出することができます。
 また、最近の住空間は、年々明るさを増し、白を基調とした内装材が多くなりました。この木材が持つ上品な雰囲気は、外国生まれでありながら和室にも自然になじみ、現代のお仏壇に相応しい素材と言えます。祈りの場の中心にそっと佇むお仏壇は、まるで日常に森を招き入れたかのように、心に安らぎを与えてくれるでしょう。
 北米の先住民の人々は、アッシュの樹皮の繊維から衣類を作りだしたとも言われています。

株)保志 「ひといき」より転載




木を知る 槐(エンジュ)

 エンジュは、豆科エンジュ属の落葉広葉樹で、北海道から九州まで幅広く産出しています。元々は中国原産の樹木で、現在国内に生えているエンジュは植樹されたものです。正式にはイヌエンジュ(犬槐)という種類で、街路樹としてよく植えられています。
 加工に関しては、硬さと強さを兼ね備え、ねばりがあり割れにくいという特長があります。ただし、乾燥は慎重に行う必要があります。
 この材は、腐りにくく、耐久性・保存性に優れ、磨くと美しい光沢を得ることができます。そのため、彫刻・家具・細かい細工物の材料として重宝され、完成度の高い作品を作ることが可能な良材です。他には、北海道や東北地方で、昔から魔よけのお守りとして床柱に使用するなどの習慣もあるようです。しかし良質であるがゆえに、現在は蓄積量の少ない貴重な木材となっています。
 原産の中国では、昔から尊貴の木とされ、宮廷の庭には三本のエンジュが植えられて最高の官位は「槐位」と称されていました。
 日本では、この木に「延寿」という漢字があてられ、病魔を払い、寿命を延ばす縁起の良い木として古くから親しまれており、お仏壇にはとてもふさわしい木材です。

(株)保志 「ひといき」より転載

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