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豆知識

松榮堂 稀少植物シリーズ 大狐の剃刀

大狐の剃刀(おおきつねのかみそり) ヒガンバナ科 多年草 花期8月
  
「大狐の剃刀」は「狐の剃刀」の変種で、山野に生える多年草です。
名前の由来には諸説あり、細長い葉の形が剃刀に似ているというものが一般的ですが、鮮やかな花の色がきつね色であることや、その色が「狐火」を連想させる、など様々です。
周囲の環境ている植物種の移り変わりに伴い、消滅する自生地も見られています。
2015年版京都府レッドデータブックでは、今後の動向を注目すべき「要注目種」として新たに登録されました。
2018年 夏 松榮堂季刊ポスター掲載植物カードから転載

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松榮堂 稀少植物シリーズ 百合山葵

百合山葵(ゆりわさび)

小型の多年草で、乾燥と強い日差しを嫌うため、山地の谷沿いや湿気の多い森林に自生します。根元から長い柄を持つハート形の葉が生え、縁はノコギリの葉に似た形をしています。葉の柄の部分は冬になっても残り、その根茎を包む姿が、百合根に似ていることからこの名が付きました。
生息環境が限られているため、森林伐採や林道の開設により個体数が減少しています。保全のためには、絶滅の危機に瀕する日本の固有種であることを周知する必要があります。
2018年 春 松榮堂季刊ポスター掲載植物カードより転載

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ローソクを供える意味は?

 私たちは、時代や国境を越えて、喜びや悲しみの時に必ずローソクを灯してきました。そして、世界のほとんどの宗教はローソクの明かりの下で敬虔な祈りを捧げます。我々日本人は、神棚に神様を、仏壇にご本尊やご先祖様のお位牌を置いて感謝のお祈りをすることを習慣として長く継承しています。そして「五供」として花、水、ご飯、香、灯明を供えますが、ローソクに火を点すことにはどんな意味があるのでしょうか。
 仏教では苦しみの根源でもある迷いや煩悩を「無明」という言葉で表現しています。そして、人生は苦しいことの連続だけれども、少しでも煩悩を鎮めて苦を減らす努力をしましょう、とお釈迦様は説いています。
 炎には不浄を燃やし、魔を除き、周囲を清める働きがあります。
 光は人間が煩悩の暗闇から脱却するための道を明るく照らし、仏の知恵と救いを表しています。
 だから、ローソクを供えることは、炎で周りの不浄を清め、苦しみから離脱するために煩悩の闇に光を当てる(知恵を以て悟りを開く)意味があります。
 さらに、ローソクの明かりはご先祖様と現世の私たちを結ぶ架け橋ですから、この明かりに依ってご先祖様は彼岸から此岸にやってくるし、私たちが彼岸に行く時ももまた明かりに導かれるのです。
 ローソクを点すことは、静かな無の境地で仏に祈り、先祖に感謝の誠をささげるために素直な自分の心を導き出す大事なプロローグの儀式と言えるでしょう。どうぞ、真心を込めて、よいローソクをお供えください。  株)東海製蝋 商品カタログから抜粋

松榮堂 稀少植物シリーズ 唐橘

唐橘

高さが20~100センチほどの小低木で、あまり日の当たらない林内に自生します。
実は熟すと赤くなり、鳥が食べることで、種子が遠くに運ばれます。
別名「百両」と呼ばれ、千両や万両と共にお正月の縁起の良い木とされています。
園芸目的の採取、森林伐採や土地造成が生存の脅威となっているため丘陵地の林内を整備する際には、充分に事前調査を行い、保全につなげてゆく必要があります。
2017年 松栄堂季刊ポスター掲載植物カードより転載

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お香の豆知識2

香の保存方法は?
お香は、高温多湿の場所を避けて保存してください。普段使わないお線香はなるべく寝かせておくと良いでしょう。ほとんどのお香には使用期限がありません。しかし、匂い袋や防虫香などは半年から一年を目安にお取りかえ下さい。
お香の選び方
香りはお好みで選んでいただくものです。お値段が高ければよい香りというわけではありません。まずは店頭であれこれとお試しください。お好みのお香を数種類選び、火をつけ、鼻先で2,3回通過させます。お香は燃えているところから1mm程下の部分が熱せられて良い香りを放つ仕組みになっています。花の前で止めて煙まで一緒に吸い込んでしまっては、微妙な香りの違いがわからなくなります。
火が消えてしまう
ほとんど場合、香炉に火屋(蓋)をして使われていることが原因です。このような香炉は、火屋に穴が開いていても装飾用であることが多く、充分な酸素が供給されず、火が消えてしまうのです。ご使用の際はお香や灰、炭が湿気ていないかを確かめ、火屋をはずしてお楽しみください。

出典 松榮堂 香りのさんぽより

お香の豆知識1

4月18日は「お香の日」
「日本書紀」に登場する、お香に関する最古の記述「595年の4月、淡路島に沈香が漂着した」にもとづき4月を、また「香」の字を「一十八日」と読み、合わせて4月18日を「お香の日」としました。

香りをより楽しむために
嗅覚は同じ香りに慣れて鈍感になるものです。数種類の香りを選んでおき、時々替えながらお使いいただくことが、本来の香りを楽しんでいただくコツといえるでしょう。また、市販の香炉や香皿も数多くありますが、おしゃれなお皿や灰皿を代用しても楽しめます。自分で作った器もいいですね。火をつけるお香は器にヤニが付きます。お手入れの方法はいろいろありますが、ぬるま湯と中性洗剤を使って洗うときれいになります。立ち消えの原因にもなりますので、こまめにお手入れしてください。
古くから大切な場面を飾るお香
お香は、ご仏前へお供えする他、地方によってはお慶びごとにも使われます。例えば、花嫁が嫁ぎ先の家を訪ねるとき、美しい箱に入った慶事仕立てのお線香をご先祖様へ持参するなどの風習があります。この風習は、「婚姻は先祖との深い結びつきから生まれ、家を重視した」という考えのあらわれです。このようにお香は、古くから大切な場面を飾ってきました。

木を知る 桐

 桐は、ゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹で、北海道の南部以南において植栽され、特に会津桐や南部桐が有名です。辺材芯材の区別がなく、くすんだ白色をしています。花は薄紫色のラッパ型でうっすらち黄色の模様があり、ランの花を思わせる風情があります。
 世界屈指の軽さを誇り、水に浮かべても体積の七割以上が水面より上に出ます。また、水を吸ってもあまり膨張せず、狂いが少ない特徴があります。熱伝導率が、非常に小さく断熱・防火に大変優れていることからタンス材、下駄材、楽器材、箱材などに使用されています。
 少し厚い材であれば表面は焦げても内部は燃えにくい特徴があり、金庫の内箱材や桐箱に使われることで有名です。その様なことからお仏壇においても、桐引出や桐落としに使われています。
 昔は女の子が生まれると桐を数本植えておき、嫁入りの際に、その桐でタンスを作って持たせるという風習がありました。
株)保志 「ひといき」より転載

木を知る メープル

 メープルは、カエデ科の落葉広葉樹で、カナダ及びアメリカ北東部にかけての五大湖周辺に広く分布しています。カナダの国旗にある赤い葉はメープルをモチーフにしたものです。メープルと言ってもハードメープルとソフトメープルに大別できますが、ここではハードメープルをご紹介します。
 このハードメープルは、サトウカエデ(砂糖楓)、シュガーメープル、ブラックメープルなどとも呼ばれ、樹液からメープルシロップやメープルシュガーなどが採取されることで知られています。
 辺材は灰白色で、芯材は灰色を帯びた黄褐色をしています。硬いので加工は難しいのですが、光沢があるため、つや出し加工をすると大変美しい表面に仕上がり「木の真珠」とも呼ばれます。どんな空間にも溶け込む色合いと、優れた耐衝撃性・耐摩擦性から、家具材、床材、楽器材などの他に、ボーリングレーンやピンの素材としても使われています。
 杢目の出方によって、呼び名が変わります。鳥眼杢が出ると「バーズアイメープル」、縮み杢が出ると「カーリーメープル」、波状杢が出ると「バイオリンシカモア」など、それぞれに美しい装飾性に人気があります。
株)保志「ひといき」より転載

木を知る ホワイトシカモア

 ホワイトシカモアは、カエデ科の落葉広葉樹で、セイヨウカジカエデ、ヨーロピアンメープル、グレートメープルなどとも呼ばれています。
 ヨーロッパ中部や西アジア、アメリカなどに生息しますが、フランス産の物が最高の材とされています。辺材、芯材共に乳白色でまるで絹を思わせるような光沢があり、その中でも最も美しいと言われる縮み杢をカーリー杢とも言います。この杢は若い木ではまず見られず、樹齢数百年を超える大木になると現れます。シカモア材のなかでも非常に希少価値がある材です。大変高価な材料なので、無垢材で使うことはほとんどなく、突き板に加工して表面材に使用されます。古くから高級楽器、高級家具、室内装飾材などに使われています。特にギターやバイオリンに数多くつかわれ、とりわけストラディバリウスは有名です。また、イギリス王室専用船の内装材としても使われています。
株)保志 「ひといき」より転載

木を知る 栓

 栓(セン)はウコギ科ハリギリ属のらくようじゅで、ハリギリ(針桐)、ヤマギリ(山桐)、ボウダラなどとも呼ばれます。日本各地に自生していますが、特に北海道の北東地域から良材が産出されます。 樹皮は老木になると縦に深い割れが入るのが特徴で、新芽はタラの芽に似ており、天ぷらにして食べることもできます(但し、アクが強い)。若い枝や幹には鋭いトゲがあり、材質が桐に似ていることがハリギリの呼び名の由来です。葉は大きくカエデ状に深く切れ込む形はとても特徴的です。
 軽く柔らかいので加工しやすい木材です。辺材は白色で心材は淡灰褐色をしていますが、木目が黒く力強いことから欅に似た高級感のある仕上がりになります。この木目を生かして、和家具や下駄材、お盆やお椀などのろくろ(木工旋盤)製品にも多く使用されています。最近ではお仏壇にも使用され、豪快な木目が壮厳さを醸し出しています。
 天狗が葉っぱを手にしている絵を見ることがありますが、この葉っぱはセンの葉っぱとも言われており、そのことから、テングノウチワやテングッパなどの呼び名も付いています。
株)保志 「ひといき」より転載

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